2017年09月10日 22:35
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1494568938/
今までにあった修羅場を語れ【その23】
- 938 :名無しさん@おーぷん : 2017/09/09(土)19:10:39 ID:Klo
- 明治生まれのうちの祖母は暴君だった
人のやることなすこと何でも頭から否定して怒鳴りつけ、
時には何もしてないのに目が死んでるとか言ってまた怒鳴る
そんな性格のせいか、祖父は俺が生まれるよりずっと前に心を病んで体壊して亡くなって
その子供である親父や伯父伯母はいつも怯えて顔色窺うような態度で
婿いびり嫁いびりも日常茶飯事だったけど地元旧家のお嬢様→当主だから誰も逆らえず逃げられず
それでも勇気を出して逆らったら相手が小学生だろうと本身の薙刀で追い回すキチっぷり
子供の頃から薙刀を習ってて師範の免状まで持ってるとかで、
権力的にも物理的にも誰も止めらることができなかった
体も丈夫でよく飯を食べて病気もしない最強の存在だった
|
|
- そんな生活が何十年も続いた昭和のある日、
俺の従姉が結婚することになり本家まで挨拶に来ることになった
結婚相手は郵便局員で、柔術の先生もやってて公民館なんかで家族教室も開いてる人
今でこそ公務員は手堅い職業だけど、
当時は一般企業に入れない落ちこぼれがやる仕事って認識で
しかもそんな半端者が武道家を騙るとは何たることかこらしめてやると、
祖母いつものように理不尽かつ意味不明にブチ切れ
挨拶当日、従姉一家と婚約者が本家を訪ねると、
庭で薙刀握って仁王立ちしてる祖母と、見せしめに召集された親戚一同(俺含む)
もうダメだと一気に死んだ顔になる従姉一家と、戸惑いつつドン引きしてる婚約者を尻目に、
大声で勢いよく悪口をぶつけまくる祖母
「お前みたいな卑しい貯金局の似非武道家が、分家とはいえうちの娘を婿にとるなど許さん!
成敗してくれる!」と薙刀を構える
婚約者は、いやちょっと待って、なにこれ助けてと口には出さないけど
明らかにそう言いたげにキョロキョロ
みんな目を伏せて何も言わない。逆らったらどうなるかわかってるから何も言えない
そうしたら婚約者、大きなため息をついていきなり目が据わった - 939 :名無しさん@おーぷん : 2017/09/09(土)19:11:05 ID:Klo
- たぶん祖母は、薙刀にビビって婚約者が土下座でもして許しを乞いだすか
柔術技を駆使してかかってくるけど薙刀には勝てず一方的にあしらって
恥をかかせるのを想定してたんだと思う
でも現実は斜め上の更に上だった
婚約者、庭の玉砂利をありったけポケットに詰めると、猛スピードで祖母に投げつけだした
祖母、豆鉄砲喰らったみたいな顔で石をぶつけられ続け、
婚約者は投げる→ポケットから補充→投げるのエンドレス
フォームはそんなに大きくなくてゆったりしてるのに、
手から離れた瞬間ロケット花火みたいに一直線に飛んでいく
いくら薙刀持ってても飛び道具には手も足も出ず、
立ち向かっても距離取られてぶつけられる、逃げても距離詰められてぶつけられる
一方的になぶりものにされて顔も手も足も真っ青になると祖母がキレて、
「卑怯者!!男なら素手で立ち向かってこんか!!」と叫んだら
「丸腰相手に刃物持ち出したテメエが何言うんじゃゴラァァァ!!!!!」
とスピーカー内蔵と錯覚するぐらいの大声を出して、ピッチングのペース更に倍。
激怒した婚約者の目がカッと見開いて遠目にもわかるぐらい瞳孔開いてて滅茶苦茶に怖かった
最終的に祖母は薙刀を放り出して座敷の奥まで土足で逃げて、
婚約者もそれ以上は追わず、公開処刑は予定と立場が逆転して終了
そのまま祖母除く親戚一同で食事会になってみんな和気藹々と楽しんで顔見世は終わったけど
あんな修羅場があったばかりなのにみんな笑いながら飲み食いしてるって
よっぽど溜まってたんだなと子供心に衝撃だった
そういう俺もだいぶテンションあがってたらしく、うどん食いまくって胃もたれおこして
家に帰ってからダウンしてた
その後祖母が医者に行ったら指とかアバラが結構折れてて、
怒りがおさまらず診断書とって警察に訴えたんだけど
さすがに真剣の薙刀で襲い掛かって返り討ちじゃ正当防衛扱いにしかならず、
帰ってからずっと警察の悪口ばかり言ってた
しかし話はそこで終わらない。一ヶ月半ぐらいして祖母の骨折が完治したら
婚約者が「稽古つけてやる」といきなり本家を訪れ、
道着を無理矢理着せて庭で薙刀を振らせだしたんだそう。
横で見ていた伯母曰く、よく通る声で
「肩が高い」「肘を下げろ」「刃筋が定まってない」「たかが10本で息切れするな」「口開くな顎を噛め」
「お前本当に師範だったんか」「こんな使い物にならん奴初めて見た」
「免状とるぐらいやってたならそのうち勘も戻る、振れ」
と掌で玉砂利を転がしながら駄目出ししまくって、とにかく振らせる
祖母と孫そのものの歳の差なのに言葉に一切容赦がない。
伯母もちょっとひどいなとは思ったけど止められないし止める気もない
この時わかったのは、祖母が薙刀の免状を持ってたのは本当だけど
もう何十年も稽古しておらず、ただ薙刀を脅しの道具に使っていたという事実
祖母は泣きながら婚約者にそう謝ったけど、婚約者は怒りもせず鼻で笑って
「ああそう、わかったから振れ」と稽古を催促
結局30本程度振って腕があがらなくなってから、
「そのうちまた来るから稽古怠らんようにね」と言って帰っていったそう - 940 :名無しさん@おーぷん : 2017/09/09(土)19:12:24 ID:Klo
- これをきっかけに祖母が改心して…とはならず、ショックで寝込んだ途端急速にボケてしまい
別の意味で暴君になってしまって最悪だよどうしようと思ったら、
二ヶ月もしないうちに深夜徘徊中に沢で足を滑らせて帰らぬ人になった
親戚一同は厄介者がいなくなった上に遺産がホクホクで婚約者改め従姉婿にいたく感謝してたけど、
結果として自分が死なせた形になったためか当の本人はかなり気まずそうにしてた。
ただ、気まずいだけであまりショックは受けてない感じだった
その従姉婿も今は定年になって、相変わらず公民館とか体育館で柔術を教えてる
ちょっと前に道場破りみたいなのが来て
「暴れたいならあの地区の不法滞在の南米人狩ってきたら?」って言ったら
道場破りにドン引きされたって愚痴ってて
もしかしてこの人ちょっとおかしい人だったのかな?って今更ながら疑念が湧いてきてる - 941 :名無しさん@おーぷん : 2017/09/09(土)21:06:57 ID:Zlw
- >>938-940
けっこう興味深い話だった
文章うまいね
|
コメント
投擲最強伝説。
自分はさんざん武器を使ってちょっとやられたら被害者ぶる
普通のま~んwだな。
いや、そこは柔術で決めろよ
棒切れ振り回すキ*ガイ相手なら投石もやむなし
え? 良い婿さんだし、ガッツあるじゃん!
ただ俺の中での『明治の女』と『総領娘』のイメージが著しく下がったわ。
石礫は恐ろしいねぇ
不法滞在の南米人狩ってきたらwww
薙刀使いのババア(旧家のお嬢)
一般人として暮らす武道家(実はすごく強い)
善側がかっこよく爽やかに無双
ラノベ臭プンプンですなあ
特殊婚約者
悪者の婚約者をババアが成敗する話かと思ったけど、これは新しいな
2ちゃん界隈にありがちな、武術を心得て芯の通った戦前生まれのご老人話はうんざりしてたんだよね
実際はこんなクズも大勢いただろうに
腕っ節に自信のある人って総じてこういう発想なのね
複雑だわ
つまりね。
左翼は嫌いだけれど、右翼にもこの書き込みみたいなところあるよなあ
しかし武力でしか北朝鮮やアメリカみたいなのから身は守れんし
みたいな、考えのまとまらない複雑な気持ちになった
高慢ちきな婆さんがいたところまでは本当で、あとは創作だろうな
だからなんだって感じ
※10
武術家を人格者だと思っている一般人や武道教室やなんかで人間育成になるみたいな宣伝をする人には
真剣に古武術を学んでいる人達も閉口しているけどね
この話が本当なら日本の武術で失われた技術の一つ印字打ちがまだ現存していた頃の貴重な話になるな
すこい読みやすかった。
ここ最近でいちばんおもしろかった
すっきりした
投擲はヒトが他の生物に勝る最強の武器だからな
基地ガイが別の基地ガイに勝ったってだけじゃん
サマーウォーズで再生された
実際は悪さして怒られた逆恨みオスさんの妄想だろw
明治生まれの祖母?
せめて曾祖母、高祖母の伝え聞きとか、戦後生まれの祖母ぐらいにしとけば
まーだ信憑性もあったのにねぇ。
これまで何度も戦前の人間を出してきてる同じネタ師なんだろうな。
当人がおかしいとかまともとか以前に、その世代の人の空気を感じられないんだよね。
具体的に書くと対応されちゃうから書かないけど。
この人のお婆様とお母様が
第一子を産んだのが25として(当時としては遅いけど)
1912+25+25=1962
2017-1962=55
伯母様がおられるようなので年子として56。
この投稿者さんかなり若く見積もって56歳!?
56歳の文章…。
それはともかく、今や戦前世代のジジババでさえもう85歳以上。
(終戦以前に義務教育を終えた世代って意味ね)
後5年もしたら戦前、戦中を知ってる人たちほぼ全滅するから。
みんなも聞けるうちに曾爺ちゃん曾婆ちゃん、爺ちゃん婆ちゃんの話は
よく聞いておこ。
※10
こういった読者なり視聴者なりの願望に応えることで、創作作品は成り立っていくのです。
アバラ骨折とかサラッと書いとるけどアバラ骨折したらこんなもんじゃ済まんて。漫画やラノベじゃ結構頻繁に折れてるけど。
これで婚約者さん叩く人とはおつきあいしたくないわぁ
過程はどうあれ丸く収まったことを評価しないで自分はできなかったことをぐちぐち言う
面白かった
イシツブテって糞BBA に効果抜群だったのね
御家人斬九郎のお母さんみたいやな
※23
お前なんでそんなに必死な子なの
※23 私は現役のオタで腐女子でこの夏もコミケサークル参加
してきたけど50オーバーのババアですよ、今どきネットなんぞ
若い人のツールでも何でもないと思うけど
投石はもっとも原始的かつ効果的な攻撃方法だからな…。
自分43だけど、祖母は明治43年生まれだった
父は5兄弟の末子、自分も昭和後期としては兄弟多目の5人の末子なんで
これ男女逆なら投稿者叩かれる流れだろうに。
ばーちゃん暴君だからってば誰も止めず
対応を婚約者の男性に丸投げしたわけでしょ。
武道やってるから、何とかなると思ったのかもしれんが
かなりもやっとした。
※8
どこがどう爽やかにつえーんだよ
想像力欠けてんのか?
どう考えても逃げながら婆さんに石投げまくってるだけだろ
ちょっとその図を想像してみろ、爽やか要素一つもねーわ
その後のくだりも婆さん相手に若輩がイジメてるような図になってるっつの
武道やってる人間が相手の何箇所も骨折るほど反撃するの?
それだけで飽き足らず稽古と言う名の嫌がらせまでして婚約者の親族痛めつけるの?
釣りにしても雑
釣りだったほうがいい話だな
本身の薙刀ってちゃんと証明書持ってないと銃刀法違反になるだろうし、人に向けた時点で犯罪でしょ
報告者みたいな小学生の子供ならともかく、基地外ババアに大の大人が揃って傅いてるっておかしいわ
最悪皆出て行って孤立させればいいのに、それすらできなかったんだから、伯父以外一族揃って無能
※30
いやいやいや、投稿者が56歳だからネットやってる世代じゃないって意味ではなく、
(若く見積もって)56歳にしては随分若さを感じる文章だな、という意味でした。
※30さんがお元気そうで何よりです。
※32
そう、「祖母」というのが違和感あったんです。
でも読み返したら投稿者のお父さんは上から3番目みたいで(ごめん)、
投稿者さんの上の兄弟はいないとも書いてないから、まぁ有り得るかと思った。
後半も同意。
それに下手したらお婆ちゃんに暴力振るったなんて噂が立って教室潰れちゃうのに、と。
とりあえず自分がイラついていた、とあるネタ師と混同して叩いたのは謝ります。
あ、若く見積もって→年子としてってのもおかしいわ。
不法滞在の南米人狩ってきたら・・・
田舎・・。地方の空き家に不法滞在者が住んでることがあるらしいので、
皆さん、気を付けてね。
※23
母方の祖母が明治生まれだけど、私は36歳で妹は31歳ですよ。
母は8人兄弟の末っ子で、私を産んだのが29歳でした。
一番年齢が上の従兄弟は58歳。
まあ、この話はすごくネタくさいのは同意。
今ある技術が若者のためのもので若者しか使えないと思い込む
幸せな浅薄さは若者の特権だな
その最新技術に至る段階は前の世代から培ってきたものなんだけどね
下手すると前の世代が使いやすいように改良して作ったもので
実際の中身も知らずに遊んでいるだけなんだが
あと、たかが56歳に向かって「お元気そうで何より」なんて言ってしまう
物知らずと無礼さも若者の特権だな
どんなに基地外ばーさんだろうと
この婚約者が指導したことを異常に思って止めなかったり
最近まで疑問にも思わなかったんだね
両家揃って基地外だわ
武術と人格は無関係だからな。
要するに凄腕のガイキチがかなりいる。
これは武勇伝♪
当時はみんなスカッとして見逃してたけど、何十年越しにもしかしておかしい?と改めて感じるとこがいいな。
じぶんも対外的には明るくて気のいいと思っていた伯父がDVで離婚されてたとか、大人になってから知って思い当たる節もあるから、結構リアルかもと感じたよ。
4、50代が若い文章だって別にいいじゃん
世の中には文節全部に句読点つけて習いたての小学生か?みたいな文章書くオッサンオバサンいるんだし
むしろ読みやすくてこっちの方がずっといい
ていうか若くない文章って何
面白きゃいいんだよ余裕のないやつらだな
「余裕がないやつら」と言いだす
自分こそ余裕無いだろw
あと年寄りくさい文章も
実際有るだろ
まあ、薙刀持ってて振り回す気満々なら、何か投げるしか無いw
どこが面白いねんこんなん
報告者の自演か?
私のせいで色々混乱させちゃってごめんなさい。
あと※30さんのお年は分かりませんが、めっっちゃお元気だと思うの。ね。
豪気でよい人みたい。
※30
隙あらば自分語り
※36
確証バイアスかかってそう
正直60前のおっさん想定でもだいぶマシな方だわこれでも
※23
3030の時点で前提だいぶズレますよね
※27
岩タイプの技は非行タイプには抜群だから
ババアが複数箇所した骨折が僅かひと月で薙刀振れるまでに完治するミラクル
文章になると若者っぽくなる人なんて珍しくもないんですが
玉砂利ぶつけた程度なら亀裂骨折だろうしこんなもんでしょ
※5
単細胞
平成の世に道場破りなんてあるの?????
文章だからアレだけどこち亀みたいな絵で想像すればいいよ
※23
必死に計算する前に、ネットが急速に普及し始めた20年前に20歳だった奴が今、40歳になるんだから
現在、普通にネットをやってる50、60歳の人間がいてもおかしくないというところをまず考慮しような
あと年配の人間がいつでもお堅い文章しか書かないという偏見も
薙刀使いの婆さんってとこで
サマーウォーズ見て考えついたネタでウッソ松だってわかりました
※10
いたでしょうなぁ……
立派な人も悪い人もいつの時代もいるもんだし。
>59
叔父が新潟で剣道道場やってるけど、道場主になってこの15年間で、道場破りらしいものが2件来たらしい。道場破りと言っても、アポなしでいきなりやってきて道場主(叔父)、もしくは道場で一番強い使い手との試合を申し入れられるらしい。
2件とも、叔父は勝てたらしいけど、負けたら看板持っていくのかな?よくわかんない。
コメントの投稿
「トメ」「コトメ」などの意味がわからない場合は「2ch用語集」をご覧ください。