2017年12月04日 02:05
http://ikura.open2ch.net/test/read.cgi/ms/1494595698/
□□□チラシの裏5枚目□□□
- 923 :名無しさん@おーぷん : 2017/12/02(土)19:04:38 ID:MCZ
- 先月父親が他界したのよ
たいぶ長く闘病してたし余命も宣告されてたの
最後の数週は眠ったり起きたり、起きてても薬でボンヤリしてるか、
うめいてるような泣いているような小さな声を漏らすだけで、
ほとんど目も合わず喋らなくてね
元気だった時は気丈で覇気のある、強き夫強き父って感じの人だったんだけど
|
|
- そんな時期のある日に見舞いに行き父の病室に入ろうとしたら、
個室な病室の中から歌が聞こえたのよ
扉を少し開けて覗いたら、
母が、父の手を握りながら「浜辺の歌」を歌ってたの
父はグシャグシャに泣いてた
何か部屋には入れなくて、すぐ扉を閉めて病院の入り口まで戻ったわ
何となく両親て、子にしたら何でも全て知ってる人達な気がしてたけど、
そうでもないんだよなと思い知らされた日だったわ - 924 :名無しさん@おーぷん : 2017/12/02(土)21:12:27 ID:jJm
- >>923
お母様とお父様には長い歴史があるのよね、
私もそんな風に夫婦で年を重ねたいと思ったわ。
お父様のご冥福をお祈りします。 - 925 :名無しさん@おーぷん : 2017/12/02(土)22:06:45 ID:MCZ
- >>924
ありがとう
924さんが素敵な夫婦の歴史を重ねて行きますよう祈ってるわー - 927 :名無しさん@おーぷん : 2017/12/03(日)23:01:11 ID:TnE
- >>923
浜辺の歌って三番の歌詞に、
病みし我も既に癒えてとか出てくるのよね
歌に癒えない我が身を重ねたのかな
私は学生時代にアルバイト先で出来た友人で、
家の貧困と父親の酒乱に耐えかねて、
単身南の方の県の離島から高校中退で逃げるように上京して来たって言う子がいたのよ
飲んだ時一度だけポツリとそんな話をして、その後は全く身の上については訊いても、
笑って濁して話さなくなった
ある秋の日に、その子を誘って一緒にドライブして海岸を見に連れて行った時に、
その子が海を見ながらしみじみと「椰子の実」を歌ってね
その翌年私は卒論と就職活動に忙しくなってバイトも辞めて、
その子とはやり取りしなくなってしまったけど、
あの歌は忘れられないわ
あまっちょろい自己憐憫とかでない、染みるような寂しさが伝わって来てね
|
コメント
良いご両親、良いご家庭だったんだな
浜辺の歌、良い歌だなー。 おちつく
浜辺の歌って1番と2番のみで歌われることが多くて3番はほとんどないもの扱いだけど
3番の歌詞が「急に風が吹いてきて(浜辺をさまよう)私の病衣が濡れてしまった
私の病気はすっかり治ったが浜辺の真砂(まなこ)ならぬ愛する子(まなこ)はどうしているだろう」って内容なんだよね
お母様が3番を歌われたかどうかはわからないけど
歌詞のように回復されたかったことだろうし
子供である報告者さんのことも深く考えていただろうなと思った
米2泣かすなよ。
浜辺の歌、知らなかったけどいい歌なんだろうな。
倍賞千恵子の歌う浜辺の歌で泣いた事有るわ。
そのご両親の光景は、なんか悲しいけど美しいと言うか、
邪念のない、真理だけが横たわる病室の情景が浮かぶなあ。
御両親にとって、思い出のある歌なんだろうね
有名だから曲名知らなくとも聞いたらわかる人も多いと思うよ
素敵な夫婦だなあ
ごめん、聞いてみたけど全く知らん
小学生の頃の音楽で習ったわ
教科書にものってたし
今は無いのかな?
「浜辺の歌」も「椰子の実」も大好きだがすっかり忘れてた
スレ住民文才あるしすごい人が揃っているな
ヤシの実の方が泣けるわ私は。
田舎から出てきて都会で財を構えて根を下ろしてるけど、所詮異郷。
故郷に帰りたい思いと、故郷では自分はもう異邦人扱いなんだろう、とか。
故郷から出ざるをえない人と、一攫千金で都会に来る人とでは違うんだろうけど。
いくら金貯めても、帰ったら慣れるまで10年かかるし、帰りたいけど帰りたくない。故郷。
※10
ふるさとは 遠きにありて 思ふもの
そして悲しく うたふもの
よしやうらぶれて 異土の乞食と なるとても
帰るところに あるまじや
ひとり都の ゆふぐれに ふるさとおもひ 涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこに かへらばや
遠きみやこに かへらばや
これがしっくり来ますね
昔習った歌詞や詩歌が年をとってからぐっと迫ってくることが増えてきた
私も就職で遠い故郷を出て、しばらくは気が付くと椰子の実を歌ってたわ
スレ927の友人のように絶対戻れない故郷ではないし、正社員で暮らしも安定してたけど、
それでもどうにも心細くて寂しかった
椰子の実の女の子の肩を抱き締めて、頑張れ頑張れって言ってやりたい
そのうち今の場所が自分の場所だと思える日がきっと来るからって
自己憐憫とかでない、染みるような寂しさ、か…
「椰子の実」の歌詞は知らないけど、何か切なくなった
「浜辺の歌」の歌詞をあらためて読んでみたら、今まさに逝こうとしている人の思いみたいに感じられて涙が出てきた。
今日の林修のことば検定が、
「ノスタルジーとは、兵士たちの『故郷が懐かしい。しかし、もう自分はあのふるさとには帰れないのではないか』という心の痛み」なのだとやっていたわ
ほんの10年離れていただけの故郷(都会)をたずねたら、近所が様変わりしていたわ。
遠い祖父母の家も無くなったようだし、もう幼いころの思い出の場所は、どこにも無くなっちゃった。
なんか昔の歌ってこういう話によく合う、しみるよね。今時の子供が爺婆になった時にこのシチュエーションで世界にひとつだけの花を歌う夫婦も出てくるのかな…それだとしみないけど世代か私がジャニとかザイルとかAKBに嫌悪感あるからなのか…
報告者さんの話も、927さんの話も染みるなぁ。心に刺さる
コメントの投稿
「トメ」「コトメ」などの意味がわからない場合は「2ch用語集」をご覧ください。